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日本と上海をつなぐ夢 「地球を見渡す」金字塔「上海環球金融中心」始動
中国・上海市浦東新区陸家嘴地区の世界最高層※(101階建/高さ492m)の超高層複合ビルプロジェクト「上海環球金融中心」(英文名称:Shanghai World Financial Center)がいよいよ始動いたします。
「上海環球金融中心」は、中国政府ならびに上海市政府の強力な支持のもと、中国建築工程総公司・上海建工(集団)総公司連合体の建築施工技術力、米国KPF 社・LERA 社および上海現代建築設計(集団)有限公司、華東建築設計研究院有限公司の設計・デザイン力、そして、森ビルの企画力、施設運営力など、各国の最新の技術、英知とノウハウが結集されたプロジェクトです。
その名が示す通り、「上海環球金融中心」は、中国および上海市政府が、中国経済の発展を強力に牽引する国際的な金融センター建設を目指して、戦略的に開発を推進するエリア(上海市浦東新区陸家嘴金融貿易中心区)の中心に位置します。金融の対外開放政策が進む中国において、グローバル企業のニーズに応える最新鋭のオフィスを中心に、世界一の高さ(474m)を誇る展望台、最高水準のサービスを提供するパークハイアットホテル、国際会議対応のフォーラム施設、最先端の経済・金融・文化・芸術等を発信するメディアセンターや商業施設などを擁します。
また、上海環球金融中心は「グローバルマグネット」というコンセプトのもと、強力な磁力により、世界中の情報や人々を引きつけ、流れを生み、影響を与え、従来型の国際金融センターの概念を超えて、ビジネスだけでなく文化、観光の拠点としての賑わいや魅力をも備えた、アジアを代表する新たな金融センターおよびメディアセンターの象徴となります。
「上海環球金融中心」は、すでに6月から一部オフィステナントが入居を開始しており、8月30日には、世界一の高さを誇る展望台が一般オープンを迎えるのを皮切りに、順次各施設がオープンしてまいります。中国・上海の経済発展の新たなシンボルの誕生にどうぞご期待ください。
森ビルの中国事業と上海環球金融中心誕生までの経緯
1)森ビルの中国事業展開経緯
森ビル株式会社は、1990年代の初めに海外への進出を検討し世界各都市の視察を行ないました。その中でも中国については都市開発デベロッパーとして大きなビジネスチャンスがあることを見出し進出を決定。当社第1号プロジェクトとして中国大連市において森茂大厦を1996年に完成させました。
一方、中国国内において大連市とともに特に当社の誘致に非常に熱心だったのが上海市でした。ちょうど上海市が浦東新区を金融と貿易の中心地として発展させようというプロジェクトに取り組み始めたタイミングであり、当社としてそれまで培ってきた街づくりへの取り組み、金融センター形成のノウハウが生かせるとの考えから、1994年に上海市浦東新区の陸家嘴地区において上海森茂国際大厦(現HSBCタワー)と上海環球金融中心の2つのプロジェクトの事業計画を決定しました。そのうち上海森茂国際大厦については1998年5月に竣工し、上海におけるオフィスビルの新しいスタンダードを示すビルとして高い評価を得ました。
2)上海環球金融中心プロジェクト完成までの経緯
上海環球金融中心は、森ビルの上海における2番目のプロジェクトとして1997年に着工しましたが、同じ頃に起きたアジア経済危機の影響で中国経済に一時的停滞の兆しがみえたこともあり、1998年に一旦その工事を中断しました。 工事再開については慎重に時期を選びながら、その再開までの間に世界中の金融機関が求める新たなグローバルスタンダードでのスペックに対応するよう設計の見直しを行ないました。その結果として、上海環球金融中心は101 階建て492 メートルの世界最高層ビルとなりました。
合わせて施設構成についても熟慮を重ね、単なるオフィスビルとするのではなく、ホテル、カンファレンス、商業施設、展望施設などの諸施設を組み合わせた『垂直の複合都市』とし、アジアを代表する金融センターとして更なる発展が見込まれる上海のシンボルとなることを目指しました。
その後2003 年に杭工事を再開し、2004年からは地上部の工事を開始、そして今年2008年、まさに時を得ていよいよ新時代の金融センターが誕生します。
上海環球金融中心の開発コンセプトと森ビルの街づくり
1)新時代の金融センターを目指して
・ 上海はこれまで中国における生産、加工、貿易の拠点として、飛躍的な発展を遂げてきました。しかし現在では上海市の就業人口の比率は第2次産業から第3次産業へと大きく比重を移しており、その産業構造が大きく変化してきています。そこに住み働く人たちはよりクリエイティブな活動に従事する傾向が高まっています。
・ 特に金融業や法律、会計といった付加価値の高い知識産業に従事する人々が今後ますます増加するにつれ、これまでのように働くところと住むところ、遊ぶところが分離している従来の街のあり方でなく、クリエイティブな人々が時間を有効に使えるよう、コンパクトにまとまった職住接近の街とすることが求められています。
・上海における金融センターのあり方もこれまでのように単に国内外の金融機関が集積しているだけの街から、そこで人々が働く、住む、楽しむ、学ぶといった様々な活動を行なうことができる複合機能の街にしていく必要があります。
・ 上海環球金融中心は、そのような知識社会に生きる人々が求める機能を集約した『垂直の複合都市』となります。そのために必要な機能としてハイスペックのオフィスの他、上質なサービスとホスピタリティを提供するホテル、国際会議の需要にも応えるカンファレンス施設、上海市の発展の様子が一望できる展望施設、オフィスワーカーにゆとりとくつろぎの空間を提供する商業施設などを用意しています。
2)グローバルマグネットとしての上海環球金融中心
・ 上海環球金融中心は金融センターとしての機能を備えるのみならず、ここに世界中から才能ある人々や金融、文化、芸術などの情報が集まり、それらが融合してまたここから新たな文化を発信していきます。このコンセプトを『グローバルマグネット』と名付けて、それにふさわしい街づくりを行なっていきます。そのためには建物を単なる働くための場と捉えることなく、ここを訪れる人々がクリエイティブな活動に勤しむ場を提供していきます。
・ 情報発信の中核施設としてメディアセンターが設けられ、ここから国内外に向けて最新の情報を発信していきます。また、敷地内に多くの現代芸術家の作品を設置して人々が楽しむことが出来るようにしたり、世界の最新のビジネス知識が学べる施設も誘致します。また、将来に亘っては周辺に美術館や音楽ホールを設置して、文化の面でも上海をリードする場所としていくことも検討しています。
・ 森ビルの街づくりのコンセプトである『バーティカル・ガーデンシティ』をここ上海でも実現すべく取り組んでいきます。具体的にはプロジェクトの隣接の緑地について、土地の表面は緑地として残しつつその地下を利用して街をつくることを検討しており、環境に配慮しながら知識社会に生きる上海の人々のライフスタイルをサポートしていきます。
3)タウンマネジメント
・ 森ビルの街づくりは建物が完成して終わりではありません。街の活性化のために運営にも一層力を注ぎ、街のブランディングに取り組んでいきます。
・ 東京の六本木ヒルズでのタウンマネジメントの実績を活かし、人々の交流拠点、文化発信拠点となるための、様々なイベント等の仕掛けを企画していきます。パブリックアートの設置や、街をつかったアートイベント等も、積極的に実施します。
・ サービスクオリティの向上をめざして、全施設、管理スタッフに対して、サービストレーニングを実施。すでに1000 人のスタッフが参加し、今後も継続していきます。
・ 上海環球金融中心の使命を、全スタッフが共有し、誇りをもって運営を進めていくために、ブランドブックを作成しました。
真の金融センターとしての上海環球金融中心
・ 上海環球金融中心が位置する上海市浦東新区の陸家嘴金融貿易中心区は、1990 年に中国政府が浦東開発の宣言をしたのを機にその開発が開始された、中国国内において唯一『金融貿易』の名を冠する国家級開発区です。以来今日まで18年間に亘ってこの地区に中国人民銀行上海本部、上海証券取引所を核とする、中国の金融センターが形成されてきました。また、2002年の中国のWTO加盟以来、金融の対外開放も着実に進展を見せ、近年は外国金融機関に対しても中国国内で国内企業に対する現地通貨建て取引が認められるようになってきました。
・上海環球金融中心はまさにその中心的施設として国内外の大手金融機関が中国において金融ビジネスを展開する場となります。そのために建物のスペックとしては世界最高水準のものを備えています。主なものは以下の通りです。
-一般フロア2.8 メートル、特殊階は3.0 メートルの天井高
-一般フロア部分で500kg/㎡、重荷重対応部分800kg/㎡までの床荷重に対応
-1フロア16 分割によるきめ細かい空調制御
-光ファイバーによる充実した館内通信インフラ-35KV3 回線受電による安定した電源供給。バックアップ用としてテナント専用非常用発電機設置対応
-非接触IC カードシステムによるセキュリティシステムにより、オフィスエリアにおける高度のセキュリティレベルを確保
・ ここにはグローバル金融機関を初め以下の企業の入居が決定しています。
[日本企業]三井住友銀行みずほコーポレート銀行(瑞穂実業銀行)みずほ証券 みずほ投資コンサルティング日本総合研究所三井住友海上第一生命三井物産住友商事大塚商会三菱エンジニアリングプラスチックス㈱グループ
[欧米企業]ヘラバ銀行(独)BNPパリバ(仏) コメルツ銀行(独) DLA Piper(英 - 法律事務所) ユナイテッド・テクノロジーズ(米) ヘイワース(米 ‒ オフィス家具製造)
[アジア・その他企業]メトロバンク(フィリピン)韓国産業銀行(韓国) 国泰基金管理(中国 ‒ ファント ゙マネジメント)新華都実業集団(中国 ‒ 流通)港澳資訊産業(中国 ‒ 情報)Emaar(ドバイ ‒ 不動産開発)Reliance(インド ‒ 化学)サムソン物産建設(韓国)また、上記以外にも世界的な金融機関をはじめとする複数の入居見込み先と入居交渉中です。現時点のオフィス部分の稼働率は45%、1年後に90%の稼動を見込んでいます。
・ オフィスのハード面だけでなくソフト面のサービスも充実させています。商業施設内には主にオフィスワーカーの利用を想定した飲食・物販店舗の他、銀行、郵便局、クリニックなどのサービス施設も入居予定です。
上海環球金融中心のデザイン・技術的ハイライト
1)上海環球金融中心のデザインについて
上海環球金融中心は101階建て高さ492メートル。その高さについてはその最高フロア高さと軒高の2つの点において、世界で最も高い建物になります。
そのデザインは、超高層建築の設計で世界的に著名なアメリカの設計事務所 コーン・ペダーセン・フォックス・アソシエイツP.C.(KPF)が行ないました。大胆な円弧と直線の組み合わせにより中国古来の宇宙観である天円地方の概念を表わし、また、頭頂部の方形の開口部はデザインの幾何学的形状を引き立たせると共に、ビルが受ける風圧を和らげる効果も持たせています。
一辺が58 メートル(外周部)ある低層部の大きなフロア面積は、大手金融機関の求めるオフィス形状に適しており、高層階にかけて徐々に細くなる形状により、中間階は小規模オフィステナントに適したサイズ、また最上部のフロア形状は、ホテルとしての使用に適しており、複合用途の超高層ビルの施設構成に対して整合性を持たせたものとなっています。
2)上海環球金融中心の技術的ハイライト
建物内においては全91台のエレベーターのうち39台についてダブルデッキエレベーターを採用し、超高層ビル内における輸送能力の向上を図っています。そのうち24台はかご間の高さ調節が可能なスーパーダブルデッキエレベーターで、これにより階高の異なるフロアに対応して停止することを可能としています。
エレベーターのスピードは最速のもので分速600メートルとダブルデッキエレベーターとしては世界最速になっています。これにより地下1階から95 階まで約1分で到達します。また、車を搭載して高層階まで運ぶ機能を持つエレベーターも装備しています。上海環球金融中心のエレベーターのメーカーは、東芝、日立、オーティス、ティッセンの4社です。
ビルの電気供給については、35KV3回線受電により安定した供給を確保し、各テナントの電源増設ニーズに対しては追加電源供給が可能な容量を確保しています。非常時の電源供給については、ビル共用の非常用発電機とは別にテナント供給用として、1,500kVA 相当の発電機が設置可能な発電機設置用スペースを4ヶ所、500kVA用スペースを1ヶ所用意しています。
外壁には複層ガラスを採用したアルミカーテンウォールを採用。ビル内における省エネルギー効果を持たせています。ビルのタワー部全体でのカーテンウォール数は10,618台(ガラス枚数換算で約4万枚相当)にも上ります。
上海環球金融中心の安全性・耐震性能など
1)上海環球金融中心の構造設計について
上海環球金融中心の構造設計は、高層建築の構造設計で世界的に著名なアメリカの構造設計事務所レスリー・イー・ロバートソン・アソシエイツR.L.L.P(LERA)に依頼して、その信頼性を高めています。
上海環球金融中心ではではコア部に鉄筋コンクリート構造の『コアウォール』、外周部にはメガ柱、ベルトトラス、ブレースからなる『外周メガストラクチャー』を配した二重チューブ構造を採用。さらに双方を連結するアウトリガートラスを加えた3つのシステムにより、地震や強風に対する安全性を高めています。
外周メガストラクチャーを含む主要な骨組構造は、粘り強い鉄骨部材と高強度コンクリートで構成されています。アルセロール・ミタルと宝山製鉄の2社が主要な鋼材供給元です。
地下部分については2,271 本の支持杭を地下に打ち込み、その上に厚さ最大4.5 メートルの耐圧板を置いた上に建物を建設して建物重量を支えています。地下杭は最長のもので約78メートル、重量は約17トンあり、それら杭に使用した鋼管の総重量は約2万トンにも達します。すべての杭を一本につなげた場合、その全長は88.67キロメートルになります。
建物の90階には強風による建物の揺れを軽減するための、重さ150トンの振動体を中心に構成される制振装置2基を設置し、強風時における建物内の居住性、快適性を確保しています。
2)上海環球金融中心の耐震性能・地震対策について
森ビルの建物に関する設計基準は常にその設計目標を標準の1ランク上のレベルに設定しており、この上海環球金融中心の設計に当たっても中国の耐震建築基準を十分に満たした上、さらに余裕のある耐震性能を持たせています。これにより、地震発生後の継続的な使用にも耐えられるレベルにまで耐震性能を高めています。
中国国内では地域ごとに異なる耐震建築基準の設定が為されており、上海市においては中国基準の烈度7注)レベルの地震に耐えることが必要とされていますが、上海環球金融中心は50分の1スケールの模型による加振実験において烈度8~9相当の地震加速度を想定した揺れに対しても十分な耐震性を有することが証明されています。(中国建設部抗震弁公室による審査による)
また、長周期地震動に対しても上海環球金融中心ではペンデュラム方式による感知装置を備え、長周期地震動を感知した場合には必要に応じてエレベーターを最寄階に安全停止させ、エレベーター内にいる人が安全に外部に避難できるよう対策を施しています。注)中国基準の烈度7は日本基準の震度5弱から震度6弱、烈度8は震度6弱から震度6強に相当。北京市の耐震建築基準は烈度8相当とされています。
3)セキュリティについて
上海環球金融中心の7-77 階のオフィスエリアへのアクセスにはセキュリティゲートを通る必要があります。また各階オフィスフロアにおいては最新鋭のICセキュリティカードキーシステムにより外部からのアクセスを制御できます。
・各テナントへの来訪者については事前に来館者名を登録することによりスムーズな入場ができるシステムも備えています。国際金融センターにふさわしいセキュリティシステムに対する信頼性が、最先端のグローバル金融機関のビジネス活動を支えます。
・ ビルの防災センターにはビル集中管理システムを導入し、24時間セキュリティ及び出入口制御システム、モニター監視装置などを制御し、人と機械の両面からなる万全なセキュリティ体制を構築しています。
・ 一方、年間300万人以上の来場者が予想される展望施設においては、入口に金属探知機を設置。また状況に応じて手荷物の検査も実施するなど来場者やビルの安全を守ります。
4)防災及び避難計画について
・ ビルの建築等級は1級、建築防火分類1類建築物、耐火等級は1級として認められています。ビルの高さが492メートルに達するため、防火設計において特殊な防火措置が採用され、国家の消防主管部門において専門的な検証が実施されています。
・ ビル内の12 フロア毎全7フロア(18, 30, 42, 54, 66, 78, 90 階)には避難階を設け、加圧防煙システムにより避難階への煙の侵入を防ぐことで災害発生時の安全性を確保しています。
人々が集まる場所 上海環球金融中心
上海環球金融中心には、世界中から上海に来られる方をお迎えする施設が用意されています。その代表的施設が頭頂部の展望台とパークハイアット上海及び会議施設です。また、地下1,2階と地上1-3階には飲食店舗を中心とした商業施設があります。
1)展望施設 - 上海環球金融中心観光庁
・ 上海環球金融中心の94 階から100 階にかけては『上海環球金融中心観光庁』として展望施設があり年間約300万人の入場者数を見込んでいます。
・ そのうち100階部分については、その高さが474メートルあり、カナダ・トロントのCNタワーを抜いて世界で一番高い展望台となります。55メートルの長さがあるその展望ブリッジ『スカイウォーク100』では、床の一部から下界を見下ろすことが出来るようにデザインされており、上海から世界へ向けた窓となります。
・ 97 階部分の『スカイウォーク97』では、その上部のガラス開口部がオープンになることにより外気を取り入れることができるよう設計されており、人間と自然が交じり合う空間になります。
・ 94 階の部分の『スカイアリーナ94』には750 平方メートル、天井高8 メートルのスペースがあり、ここからの眺望を背景としたイベントや展示会の開催も可能で、上海環球金融中心からの情報発信機能の一部を担います。
2)パークハイアット上海
・ 上海環球金融中心の79 階から93 階部分はパークハイアット上海。ニューヨークの著名ホテルデザイナーであるトニー・チーのデザインによる、『モダン・チャイニーズ・レジデンス』をコンセプトとしたプライベートな空間を提供します。
・ その各階には以下のような施設が用意されています。
- 85階 プール、太極拳ルーム、フィットネススタジオ
- 86階 ダイニング・ミーティングルーム
- 87階 ロビー、ダイニングルーム、バー
・ 91階から93階にかけては「Century 100」という名称による超高層レストラン、ダイニング、会議施設が用意されています。
- 91階 オープンキッチンによるスーパーレストラン
-92 階 東西に性格の異なる2ヶ所のバー(チャイニーズスタイルバー、ライブ付バー)を配置
- 93 階 250 名までのカクテルパーティー、120名までの着席ディナーが可能なプライベート空間、ファンクションルームが広がります。
3)会議施設 ‒ SWFCフォーラム
・ 上海環球金融中心の3-5 階には国際会議への対応も可能な会議施設『SWFCフォーラム』があります。総面積約3,000㎡、最大800㎡のカンファレンスホールを備えており、大小各種の会議需要に対応しています。
・ 最大のカンファレンスホールのサイズは28x28 メートル、天井高は6 メートルあり、シアター形式の場合で約720名、スクール形式の場合で約480名まで収容可能となっています。また、同時通訳ブースも2つ設け国際会議需要にも対応します。
・ フォーラム内の各会議室は各種分割が可能で、最大で8分割まで可能となっています。内部にはカフェを設け会議参加者の需要に応えます。また大規模な飲食提供ニーズにも対応可能です。
・ SWFC フォーラムにおいては「Green Meeting」のコンセプトの元、施設内で使用する備品類を全て環境に配慮したものとしています。
4)商業施設
・ 上海環球金融中心の地下1,2 階及び地上1,2,3 階には売場面積計約10,000 ㎡、約50の店舗からなる商業施設があります。
・ 金融センターで働くオフィスワーカーへのベネフィットを第一に考え、店舗構成は全店舗中75%を飲食店とし、特に食の安全性など食文化 に対する意識が高い店舗を中心としたテナント構成としています。
・ また、金融センターとしての特性から銀行のリテール店舗も入居いたします(現在4店舗予定)。
・ 今後オープン予定の店舗の名称は以下の通りです(カッコ内は業態)。
スターバックス コーヒー(カフェ)
コールドストーンクリーマリー(アイスクリーム)
東京ダイニング(ラーメン・日本料理)
小南国エクスプレス(中華デリ)
ミスタードーナツ(ドーナツ)
ヤマザキ・ブーランジェリー・ショード(ベーカリー)
ヴァンディヴァン(ワインショップ)
レオニダス チョコレート&カフェ(チョコレート&カフェ)
サブウェイ(サンドイッチ)
満記甜品(スウィーツ)
フラワー・イリクサー(フローリスト)
ローソン(コンビニエンスストア)
ワイズテーブル ダイニング&ザ・バー(ダイニング&ザ・バー)
[銀行店舗]
中国系銀行2行 BNPパリバ銀行 上記以外にディナータイムを演出するハイエンドレストラン、世界各国のオフィスワーカーに満足いただけるワールドワイドなレストラン、カフェがオープン予定です。
5)駐車場
・上海環球金融中心においては地上1階と地下3階に約1,100 台の駐車場を設け、増大する自動車によるアクセスの需要に対応しています。
環境ポリシー・環境性能
1)デベロッパーとしての環境保護への取り組み
・ 都市デベロッパーとしての環境対策の基本としては、まず街全体のグランドデザインを描き、先を見据え将来に亘って世界をリードしていくことができる街づくりを行なうことが必要と考えます。また、建物については長期の使用に耐える品質が高く寿命の長いものとすることにより、結果として省資源化、ひいては環境保護を図ることが出来るものと考えています。
・ その考え方を踏まえた上で、上海環球金融中心においては、省エネルギー、環境保護に寄与する多くの施策を行なっています。主なものは次項の通りです。
2)上海環球金融中心の環境対策への個別取り組み
① 緑化設計について上海環球金融中心は上海・浦東地区の地区計画における環境軸の一つである世紀大道と、拠点緑地としての陸家嘴中央緑地に近接しており、これらと一体となって街に潤いと安らぎを提供すると共に、都市環境の改善、風格ある都市景観の形成に資する重要な場所となっています。 本プロジェクトの緑地整備については、敷地内において可能な限り緑化に努め、豊かな緑の空間の創造、ヒューマンスケールの環境および景観の創出を目指します。
② 有害物質発生の抑制建築部材はすべて、アスベストやホルムアルデヒド等、環境や人体に影響を与える有害物質を含まないものを使用しています。これにより環境汚染を防ぐだけでなく、建設作業に携わる作業員の安全性を高めることも可能となりました。
③ きめ細かな空調制御による省エネルギー中国国内で初めて『変風量(VAV=Variable Air Volume)』システムをビル空調コントロールに採用しました(ジョンソンコントロール社製)。センサー付きのダンパーを備えた可変式の空調温度コントロールシステムであり、ビル内の室内温度の高低をセンサーが感知することで、室内温度を自動的且つ速やかに調整し、空調消費電力を極限まで低減させています。
④ ごみの分別回収オフィスフロアの各テナント専用部内には、紙ごみ、・不燃ごみ、・資源ごみとごみの種類別に回収ボックスを用意して、ビル側だけでなくお客様の側にも環境に対する意識を高めていただけるよう努めています。これは中国国内におけるオフィスビルの環境配慮に対する先進事例として注目されています。
今後の上海の発展と上海環球金融中心の目指す方向性
・ 上海環球金融中心は今回のオープンを以ってその開発が完了するのではなく、将来を見据えてさまざまな機能を充実させ上海の金融センターとしての繁栄を支えていきます。中国の金融対外開放は着実に進んでいますが、今後とも上海環球金融中心はその中核施設として国際的金融センター・上海の発展をリードしていきます。
・ 上海環球金融中心が位置する陸家嘴地区においては、歩行者の利便性を高めるため周辺の主要建物をつなぐペデストリアンデッキの建設工事がはじまっており、上海環球金融中心もこれに接続されます。その開通によって陸家嘴地区全体が夜間や週末でも人々が歩いて楽しめる街にとその姿を変えていきます。
・ また、今後は周辺に美術館やコンサートホールなどの文化施設も配して、人々がここで文化を楽しむことの出来る場所としていくと共に、上海の情報の中心、文化の中心としての機能をさらに高めていく構想を提言しています。
※ 「上海環球金融中心」は、CTBUH(The Council on Tall Buildings and Urban Habitat :世界高層ビル協会)が認定する高層ビルランキング(2008 年)における「最高フロア高さ」「軒高」の2 部門で、世界第1 位に認定されました。
【建築概要】
建築名称: 上海環球金融中心(Shanghai World Financial Center)所在地: 上海市浦東新区世紀大道100号 敷地面積: 30,000㎡建築面積: 14,400㎡延床面積: 381,600㎡階 数: 地上101階、地下3階建物高さ: 492m 構 造: 鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)、鉄骨造(S造)事業主: 上海環球金融中心有限公司設計・監修: 森ビル株式会社一級建築士事務所 建築設計: コーン・ペダーセン・フォックス・アソシエイツP.C.(KPF)、 入江三宅設計事務所構造設計: レスリー・イー・ロバートソン・アソシエイツR.L.L.P(LERA)顧問設計: 上海現代建築設計(集団)有限公司、華東建築設計研究院有限公司 施 工: 中国建築工程総公司、上海建工(集団)総公司連合体
上海環球金融中心ホームページ:http://swfc-shanghai.com
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